大国、刈奈羅の侵攻に備えるため、八津代国の主である出海浪親は、刈奈羅との戦で犠牲になった少女の絵を刷って国中に配りました。その絵を見たことが、村に住む二人の少年の運命を大きく変えることになります。今回登場するさちと冬彦は、20と22でも登場しています。
あらすじ:別所に対抗するため、出海浪親は同盟の使者を古実鳴に送りました。使者の帰りを待つあいだ城下を歩いていた彼は、戦で親を亡くし片目を失った少女を見つけます。
あらすじ:一度は帝を立てて兵を退いた刈奈羅の別所でしたが、八津代に対する野心は消えていませんでした。まだ戦の爪痕の残る町を、出海浪親は歩いています。
あらすじ:刈奈羅の侵略に苦しむ八津代の人々。ばあさんはみつという少女を都に遣わし、関白の妃である菜那子を通じて、停戦の勅命を得ようと画策します。過去に三度都に行き、とうとう四度目の報告をみつは八津代にもたらしました。
刈奈羅の侵略に苦しむ八津代の主、出海家。穂乃は女だけの戦闘部隊「百合隊」を結成し戦いますが、負傷してしまいます。彼女の帰還により、城に残ったばあさんの戦いが始まるのです。
あらすじ:蟻螂の山小屋から連れ去られて三年、穂乃は誘拐した張本人である出海浪親の妻となっていた。山賊から国主になった浪親。しかし、刈奈羅国からの侵略を受け、窮地に立たされる。穂乃は女だけの戦闘部隊「百合隊」を結成、その長として「百合の君」と呼ばれ、国と家族を守るために戦っていた。
あらすじ:別所沓塵の侵略に対し、ゲリラ戦で抵抗する八津代の人たち。領主・出海浪親の妻・穂乃も前線に出ますが、果たして・・・。 今回やっとタイトルの意味が明らかになります。
あらすじ:別所の侵略に苦しむ八津代国。夫が傷つき民が斃れているのを見て、国主、浪親の妻である穂乃は自分も出陣すると主張しますが、却下されてしまいました。穂乃はこっそりと夫の子分(家臣)の並作に、武器を融通してもらうことになりました。直接的には38の続きです。