短編小説やエッセイを書き綴ってます。
小説は主にファンタジーものを、エッセイは日々の雑念などを書いています。
読んで楽しんでいただけたら幸いです。
【第六話あらすじ】体調を崩した守《もり》を看病する睡《すい》。守の部屋で見つけた花屋の〈夢〉の葉を、睡は勝手に持って帰ってしまう。そのことを守は怒るが、睡も言わずにおれないことがあり二人は大喧嘩をする。
【あらすじ】夢の中で迷子になった睡は、たくさんの猫をつれて歩く《猫貸し屋》と出会う。猫貸し屋は睡を、夢でも現実でもない町へと案内してくれる。
【あらすじ】人が眠って見る《夢》。その夢に関わる商売をする守と、《夢見》になるため修行中の睡。しばらく姿を見せない睡を、守が心配し始めていたころ。睡は、夢で迷子になり帰れなくなっていた。
【あらすじ】 質屋のエバちゃんに教えてもらい、〈夢見〉になる修行をはじめた睡《すい》。出会った花屋の男から、夢の中で不思議な花をもらう。その花は、願い通りの夢を見ることができる特別な花だった。優しい物腰の花屋だが、睡が花屋の男と関わることを守《もり》は快く思っていないようだった。……守の過去にふれる第五話。
【あらすじ】 睡《すい》は守《もり》に連れられて、夢を専門に売り買いする質屋へ訪れる。夢を担保に金を貸す質屋はがめついことで有名な女主人だった。 質屋は睡を気に入り、「アタシの夢に来てごらん」と誘う。だが、睡がどんなに探しても質屋の夢を見つけられない。睡にとって思い通りに夢へ行けないことは初めてだった。 やっと夢に辿り着いた睡に、質屋は「夢見」について教えてくれる。
【あらすじ】 夢と現実の間を流れる川を渡りながら、釣り人は獏をつれて舟に乗る。釣り人がその川で釣る魚は、夢に溺れて川に落ちた人間が魚になったものらしい。その魚の夢を獏は食べている。彼らとともに舟に乗って川を渡る時間は、睡にとって当たり前のひとときだった。釣り人はいつでも睡に優しく接してくれるが、決して夢に深入りするなと言う。そう言う彼自身、夢の中でしか生きられない人だと睡は知っていた。
飼い主の望み通りの夢を見せてくれる〈夢鳥〉。その夢鳥の卵を盗まれたと騒ぐ鳥飼いに、嫌々ながら卵の捜索を任されてしまった守。 生まれつき夢を見ることができない体質の守と、夢へ自由に行き来できる睡の、二人が出会うきっかけの第一話。
【あらすじ】 夢鳥を預かることになった守(もり)の家へ、睡(すい)がたびたび訪れて居座るようになった。面倒に思っていた守だが、しだいに夢鳥と睡が居る日常に慣れていく。 自由に夢へ行き来する特技を持っている睡だが、どんなに捜しても夢の中で守を見つけることができない。不思議に思った睡は、夢で会った鳥飼いに尋ねてみるが…………睡と守の過去に触れるお話。