とある少女が出会った“試験管少年”の記録をまとめたもの。容姿や目覚めさせるために必要なものが書かれている。 2024.05.04完結
駅のベンチに腰かけて、電車を待っているわずかな間、ふと吹いた風に感じたしあわせの瞬間。
さて、このお話も最後になります。今までのすべての登場人物が集まって、主人公の結婚式です。
恐山の湧水で、葛湯を作って飲むと、若返るそうだ。
毎夕おとずれるヤモリの夫婦と、クコの酒をくみかわす。ヤモリの夫婦がお礼にくれるのは、野葡萄の宝石
山椒を振ってサンマを焼いているおじさん。摩訶不思議、サンマが生き返って、水槽で泳いでいる。
トリカブトのお茶をどうぞ
霜柱のお茶をどうぞ
いろいろな高校の制服を着た女子高校生が紙袋を持って、熊野神社の石段を上っていく。 何をしに行くのだろう。
マンホールから風船蔓がにょきにょきと生えてきた。さてさて何が起こるのやら
庭のスイレン鉢の中の出目金が眼帯をかけている。それを見た猫たちが雀瓜の実をとってきたが、僕は何をしたらいいのだろう。
子狸少し大きくなる。