真空の比喩 98 早川佳希 人は何度だって死ね死んではじめて ―何回も来るべきはじめて私は生きていなかったって知れ生きてはじめてまた死ぬ 人は何度だって死ね生き続けること=死に続けることです 真空の比喩 98