ドカ鬱から1週間で立ち直った方法
創作活動部3年生の平松です。
よさこい、グリカンでも活動しています(いました)。
ファンタジー的な空想を文章にするのが好きなのですが、今年得た知見として有力なものがひとつあったなと思い出し、この記事を書きました。
ご拝読頂けますと幸いです。
行動を変えれば思考は変えられる
①今回のドカ鬱とその原因
突然だが、私は今年の11月2週目から3週目にかけて、かなり酷い情緒不安定状態に陥っていた。この状態を、ゼミの友人が使っていた言葉をお借りして「ドカ鬱」と呼ぶ。まず、私がこのような情緒不安定になったその理由を記したいと思う。
1.内定が決まり、次何をすればいいかわからなくなる
今年の10月31日、夏休みから実務型インターンシップに参画し、本気で選考に取り組んでいた企業様から、初めての内定を貰うことができた。合格の電話を頂いた時、嬉し涙に声が震えたのを覚えている。
それから2週間以内に、内定受諾書と成績証明書を提出し、私は正式に内定持ちとなったのだが、そこから先就活を続けていくべきか大いに悩んだ。インターンの予約をしている企業、選考に進んでみたい企業は他にも数社あったが、将来的に入社できるのは1社のみ。もし複数の企業から合格を頂いたら、どこかを辞退しなければならない。あるいは、内定欲しさだけに就活を続けなくてはならないのか。そして、もしここで就活を辞めてしまえば、いずれ後悔するのではないか。まさに他のみんなが就活の不安やストレスと必死に戦い、頑張っている中、私は未来を切り拓くことを放棄し自堕落な生活をしてしまうのか。この時期に内定を貰っている人は身の回りに少なかったため、サークルやゼミの同期に相談することははばかられると感じ、一人で抱え込んでしまった。
2.彼氏社員寮問題
私には1年4ヶ月お付き合いをしている彼氏がいる。1歳上の彼は、来年から某交通系の会社で働くことになり、将来のお金を貯めるため家賃が格安の社員寮に入る意志を固めていた。社員寮は部外者立ち入り禁止だ。私も男性立ち入り禁止の下宿に住んでいるため、来年から私が大学を出るまでの最低1年間は、2人でお家デートというものができなくなる。
付き合ってからずっと、週に1~2日の頻度で私が一人暮らしの彼氏の家に行き、一緒にご飯を作ったり桃鉄をしたりして過ごしていた。当たり前のようなデートが中々できなくなるということは、恋愛経験が浅い私の心にかなり大きな影を落とすことになった。
彼氏はメンヘラまでは行かないが寂しがり屋で、いつも会っている休日に私に予定が入ったり、サークルの合宿や遠征で暫く会えない時は「さみしい」「会いたいよ」と甘えてくる。なのに、1年間お家デートができないことを覚悟の上で社会人生活に挑もうとしている。彼は寂しがり屋の甘えんぼうに見えて、キャリアと恋愛感情を分けられる自立男子だったのだ。そのギャップが、未熟な私には辛かった。寂しいって言うくせに、こういう時泣くのは私だけじゃん、と思っていた。
3.その他もろもろ
就活と同時並行で合唱サークルの練習や自動車学校などがあり、上手くいかない日は落ち込んだ。合唱では発声のスキルが足りないと感じ、11月から始まった路上での運転も中々慣れず、教官にお小言を言われる日々。大学の勉強も、3年後期は授業が被っている友人が中々見つからず、自力で何とかしようと最初は頑張ったが、色々忙しいのを言い訳に破綻しそうになっていた。
②情緒不安定を具体的に
以上の3つがドカ鬱の主な理由だ。くだらない、大したことないと思うかもしれない。
では、ドカ鬱でどんな症状が出たかと言うと、
・彼氏との別れ際の電車で泣くのを我慢できない
・家に帰ってからもベッドに潜って泣く
・朝起きると嫌なことを思い出す(主に自動車学校)
・深夜のスマホが辞められない 刺激を得たいがために見ているドーパミン依存状態
・夜更かしが辞められず寝不足
・人と過ごしている時も孤独感に襲われる
・コレサワの「あたしの恋人」のイントロから泣いてしまい、過呼吸になりかける(彼氏と会えなくなること、なんなら別れてしまうことを想像してしまう)
毎日涙が出る、という日常に支障が出そうなくらいまでに状態が悪かったので、なんとか立ち直ろうと私が試みたことと、その効果を次に記す。
③脱ドカ鬱のためにしたこと
1.彼氏以外のコミュニティと繋がる
サークルやゼミの人とご飯に行ったり、親友をミュンヘンに誘ったり、下宿生を1年生から4年生まで呼ぶ忘年会を企画した。立ち直ろうと決めた次の週でそれらを決行することができた。意外と私人脈あるやん、と思えた。特に下宿の1年生とまともに会話するようになったのはつい最近で、実際話してみると、自分にとても懐いてくれて嬉しかった。
また、リトルスピリッツという札幌の合唱団の助っ人として、エスコンで開かれる音楽祭への出演が決まった。クリスマスに花火を見ながらゴスペルを歌う、あの歌う側になるのが夢だったので、またとないお誘いだった。そこで知り合った人々もとても暖かく、中には新社会人の先輩もいたため、実に面白い話を聞かせてもらった。
もし彼氏と頻繁に会えなくなっても、孤独じゃないと思えそうだ。新しい人脈を増やしたり、友人や先輩後輩と仲を深めたりするのは心の栄養になると実感した。
2.お給料を使ってやりたいことを考える
私は「小樽の水色のカフェ」で毎月5万〜7万円ほど稼いでいる。寂しい気持ちを、そのお金を自分の為になることに使ったら気分が晴れるのではと思った。
私が考えたのは、
・髪を染め直す
・眉毛サロンに行く
・免許取り終わったら一人旅に挑戦する
・HANAのホールツアーに行く
・後輩にご飯を奢る
・テキーラを嗜む女友達と、蛇口からレモンサワーが出るあの店に行く
・新しいゲームを買う
などだ。
今の所後輩にご飯〜くらいしか実行できていないが、せっかく貯めたお金をオール貯金し、引きこもって葛藤するのは精神衛生上宜しくない。社会人になる前に、この最大の余暇を自由に楽しみ尽くしたいと思う。
3.就活を続ける/挑戦を続ける
1年生の頃から仲良くしてくださっている2歳上の先輩に相談したら、就活は続けるべき、と言われた。確かにインターンも、自己分析も、何より将来の選択肢を広げるのも今しか出来ないことだ。そう思い立ち、私は以前から説明会に参加していた複数の企業の選考に進むことを決めた。
意外とすぐに、1週間以内とかで面接の申し込みやら適性試験受けなさいやら、忙しくなるものだ。例えば、私は先日企業Aの三次選考の集団面接を受け、5日後には企業Bの学力テストがある。テストの内容は高校入試レベルの5教科なので、中学生レベルのドリルを購入し勉強を始めた。
そして、道外インターンに行きたいがために、私が好きな入浴剤メーカーの説明会も予約した。道外インターンに行くのを渋っていた私だが、1つ内定が出てから、お金もらって道外行くのも悪くないな、むしろ行きたい、と思うようになった。依然として就職先は北海道を希望するが。
4.努力を辞めない
報われない努力もあるが、最善を尽くすことは大切だ。
路上運転下手くそ問題は、ある日2時間連続で教習を入れてもらってから、少しずつ改善され始めた。私はある物事ができるようになるまで、人の3倍はかかるタイプだと思っているので、たくさん運転の練習ができたことは心強かった。教官のお小言も少なくなり、褒められるようになってきた。そのあたりから、精神面もかなり安定したので、今回のドカ鬱の要因は自動車学校も大きかったのではと考える。
お恥ずかしいことに、技能教習の第1段階は補習で3回オーバーしたが、第2段階は1度も引っかからずに進めている。パフォーマンスはメンタルに大きく左右される。
合唱は、家でも迷惑にならない程度で自主練をするようにした。今までの経験から、練習回数をこなせばスキルは上がる、できないことは無いと思っている。練習をしていると、そのこと自体が楽しいと思えるから不思議だ。今年の夏引退したよさこいも、振り入れや細かいところを詰める過程が、教わる側も教える側もいちばん楽しかった。
もし、何かできなくて、自分の壁を越えられなくて辛い時こそ、練習をする。好きこそ物の上手なれ、は割とマジだと思う。
④まとめ
私流のドカ鬱から立ち直る方法は、
1.ある人間関係に依存しそうな時、それが原因で辛い時は、それ以外のコミュニティと繋がる
2.お給料でやりたいことを考える
3.就活を続ける/挑戦を続ける
4.努力を辞めない
参考になっただろうか。
ドカ鬱、なんて言い方をしてしまったが、このようなストレス反応による不調が続くと、誰でもうつ病を発症する可能性がある。以前「うつ病の人が見ている世界」というゲームの実況動画を見たが、そのゲームの主人公や実際にうつ症状で苦しんでいる人たちが抱える苦しみは計り知れない。私の母も1度うつを経験しており、嘔吐や無気力、涙すら出ないといった、「壊れてしまった」かのような様子を子供ながらに覚えている。私が実行し、なんとか立ち直れた方法は、通用しないかもしれないし、押し付けてはいけない。
だから、あくまでも私が今年、大学生活の色々に勤しむ中で得た経験として、この記事を書かせていただいた。これを読んでくれた皆さんにとって、少しでも学びになる内容になっていたら幸いである。
ドカ鬱から1週間で立ち直った方法
読んでくださってありがとうございました!
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今は、コレサワの「あたしの恋人」を泣かずに最後まで聴けるようになりました。
すごく可愛い歌で大好きです。
気持ちが辛くなった時、私に効く行動をおまけ程度に書きます。
・HANAを聴く
・猫の動画を見る
・アザラシのぬいぐるみと寝る
・41℃のお風呂に入る
・あつ森のVlogを見る
・パックをする
・母と電話する