
◽️プチストーリー【色は美しい】(作品No_07)140字
【作者便り:日常に、明日の扉がふっと開くその瞬間を描きたくて、ギュと詰めこみました。】
チラシばかりのマンションの私のポスト。
まだ慣れない仕事の帰りに
疲れても何を期待してかいつも目を細めて覗いてしまう。
あれ・・ポストカードがチラシに混ざって入ってる。
桜が満開。
手をひねり宛名を見ると、母だ。
一番下に添えられた手書き
「お母さんは桜もいいけど、あなたの原色が焦がれるな」
(了)
◽️プチストーリー【色は美しい】(作品No_07)140字