日々の中で
日々の中で
ひとりじゃない
悠然と泳ぐ魚たちに
石を投げてみたくなる
無心に餌をついばむ鳩を
蹴散らかしてみたくなる
何かが 気に入らなくて
何かが 不安で
そんなことをしたくなるとき
思い出してほしい
あなたは、一人じゃないってことを・・・
話せる友がいることを・・
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未来
あなたは 前を向いたまま
後ろが見えますか
見えるはずありません
だって 人間の目は
前を見るためにあるんですもの
だから
過去にとらわれないで
未来を見つめて
歩いていきましょう
素晴らしいことが
待っていると信じて・・・
願い
打ち寄せる波のように
あなたの心に 幸せ届けたい
空に浮かぶ雲のように
あなたの心に 安らぎ浮かべたい
ふりそそぐ 太陽のように
あなたの心に ぬくもり届けたい
風に舞う 桜の花びらみたいに
あなたの心を 優しさで包みたい
そんな人になりたい
そんな人になれたら
君には
夜空に輝く 星は美しい
でも 君の瞳にはかなわない
君には ぬくもりがあるもの
真っ赤に咲く バラは美しい
でも 君の唇にはかなわない
君には 優しさがあるもの
羽ばたき飛び立つ 鳩は美しい
でも 君の笑顔にはかなわない
君には 安らぎがあるもの
愛?
すぐに腕を組みたがる
そんなあなたを
可愛い人だと思ってた
毎日 電話をくれる
そんなあなたが
いとおしかった
「ねえ 愛してる」
そう聞くあなたを
大切な人だと思ってた
でも あなただけ見てないと
ご機嫌ななめ
あなたは 愛を確かめて
楽しんでいるの?
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男の気持ち
君は優しすぎるから
僕に イヤと言えなかったんだね
僕のわがままを
許してくれてたわけじゃなく
じっと耐えてたんだね
もっと早く 気が付いていれば
君を苦しめずにすんだかもしれないね
君のこと振り回していただけなのに
案内してると 錯覚してた僕だった
でも 君は最後まで
僕の悪口言わないでくれたね
ありがとう
女の気持ち
優しく くちづけなどしないで下さい
黙って あなたらしく
去っていってください
今でも あなたのこと愛しています
けれど あなたの生き方についていけない
私のわがままでわかれるのですから
背を向け 夕闇の中へ溶けていってください
私にとって あなたが全てでも
男の夢を追いかける
あなたにとっては 重い荷物だったのでしょう
私の最後のお願いです
もう 振り返らないで下さい
泣いてる顔見られたくないから
後ろ姿に これだけ言わしてください
ありがとう そして さよならと・・・
にぎりこぶし
人は 悔しいとき 悲しい時
こぶしをにぎりしめる
でも、そのこぶしを
そっと 広げてごらん
そこには あなたの優しさがあるから
にぎりつぶさないで
胸に抱いてみようよ
そうすれば 何かが変わる
にぎりつぶさないで
頭の上に かかげてみようよ
そうすれば 誰かがみてくれる
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失恋は雨の日
雨上がりに
虹がでるように
涙のあと
笑顔がもどるから
雨が降った後の
大地から 草花の芽が出るように
あなたの心に
新しい恋が芽生えるから
失恋は 雨の日がいいかもしれない・・・
告白
あなたの笑顔で
僕の心がなごみます
あなたの声は
僕の心をくすぐります
あなたの何気ない仕草が
僕の心をとらえます
僕の新しい恋が始まりそうです
協力してください
どうしてなのか
理由を聞かれても わからない
自分でわからないこと
君に説明できない
新しい自分を捜してみたい
そんな かっこいいことじゃない
ただ なんとなく
そんな あいまいなことでもない
今の気持ちは 言葉にならない
だから
ごめんなさい 忘れてください
それしか言えない
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後悔
手から離れた風船を
もう 手が届かないって
わかっていても
夢中で追いかけた あの頃
僕から 離れかけた君の心を
夢中で追いかける 純粋さがあったら
違っていたかもしれないね
大人ぶることが
かっこつけることが
手を届かなくしてしまったことに
今 気がついても 遅いよね・・・
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あなたの返事は?
あなたにとって
私は なんですか?
気が向いたときだけ
振り返り 笑いかける
微笑み返す間もなく
また どこかへ視線を移す
無責任なくらい自由で
糸の切れた 凧のよう
常にクールで
人事みたいに 自分を語る
あなたが 感動する時って
いつですか?
なんでも 上手で
けして 相手を退屈させない
あなたが 本気になることって
なんですか?
どれも 中途半端で
完成しない
あなたの 目標って
あるんですか?
君といる時
君に対して
君を幸せにする
そんな
返事が 最高なんだけどなぁ・・・
今 私のほしい物
今 私のほしい物
楽しい時は 街へ
悲しい時は 海へ
連れて行ってくる 靴
金色の 貝殻
できれば あなたからの電話
今 私のほしい物
楽しい時は ゆっくり
悲しい時は はやく
時を刻む 時計
青い 真珠
それと あなたからの電話
今 私のほしい物
楽しい時は 小鳥の
悲しい時は 風の
声の聞ける CD
白い カナリヤ
はやく あなたからの電話
時は・・・
街角で 君を見かけた
気がついたときは
肩をたたいてた
入った喫茶店で
僕は あいもかわらず アメリカン
君も かわらぬ ミルクティー
両手で 包むように
カップを持つ手つきも
おしぼりを きちんとたたむしぐさも
あの頃のまま
でも その後
君は 煙草に火をつけた
カップには 口紅のあと
それをぬぐう指にはマニュキア
あのころの君じゃないんだね
確かに 時は流れていたんだね
少女が 女性になるだけの
時が過ぎていたんだね
泉
あなたの 心の泉
暖かく 穏やかで
どこまでも 透明な水で
あふれていた
その中を 気持ちよく
泳いでいた わたし
この上ない 居心地の良さを
ひとりじめ
波立ったり
にごったりすることなど
考えてもみなかった
他の場所へ 流れていくなんて
ありえないと思っていた
与えられることが
当たり前と 思ってた
わたしが
子供過ぎました
若さとは
若さとは
過ぎ去った過去に
未練を感じないこと
時間は無限にあると
明日は必ずくると
感じてること
高い壁の向うには
すばらしい世界があると
信じてること
自分の可能性に
未来に
自信があること
眠れぬ夜に
眠れぬ夜に
いつも同じに
流れている河の水は ちがう水
無数に押し寄せる 波に同じ波はない
同じに感じてるだけなんだよね
春には 暖かい陽だまりが
冬には 雪の下に埋もれてしまう
遠くに素敵な景色が見えても
足元は 断崖絶壁で見ると 足がすくむ
同じ場所でも 時や、見方で違うよね
晴れの日だけじゃ 植物は育たない
純度100%の水に 魚は住めない
極端じゃ駄目なんだよね
ボールは凹んで 変形しないと弾まない
宝石も 磨かなきゃ 光らない
磨くとは 削られること
凹むのは 弾む準備
そうも思えるよね
そんなことを 考えた
ワンダフル ヘロー
小川で 大物釣ったとき
あいつが 網ですくってくれた
「俺は、東大はいるんだ」
初めて 百点取った時
あいつは 威張って言ったっけ
駆け足 逃げ足 速かった
わからないのに 手を上げた
だけど あいつは
ワンダフル ヘロー
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二人で 柿の実取った時
あいつが 踏み台になってくれた
「俺は 女にもてるんだ」
初めて ラブレターもらったとき
あいつは 笑って言ったっけ
給食食べるの 早かった
呼ばれないのに 返事した
だから あいつは
ワンダフル ヘロー
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みんなで 遠足行った時
あいつの 歌は ひどかった
「俺は お前が 大好きさ」
自分の転校決まった時
あいつは しんみり言ったっけ
喧嘩が 一番強かった
指されないのに 答えてた
そうさ あいつは
ワンダフル ヘロー
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あなた
あなたは 私と会うとき
いつも サングラスをしてる
なぜって 聞いたら
君が 眩しすぎるのさと
くわえ煙草で 横向いた
あなたへ 電話したとき
そばで マージャンの音がした
またって 言ったら
男の付き合いだと
話も聞かずに 電話が切れた
あなたの 瞳の奥は
ときどき 寂しさの影がやどる
なにかあったのと 聞いたら
君には 関係ないよと
笑って 背を向けた
あなたの まわりには
いつも、男の香りがする
素敵って 言ったら
わがままな奴で すまないねと
初めて 照れた
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友よ
街は 帰りを急ぐ人が
足早に通り過ぎていく
喫茶店の窓から
それを 見つめている お前
孤独に 耐えるように
孤独を 楽しむかのように
その窓の向うに
何を見ているのか
「どうしたんだ?」
ありふれた言葉をかけられない
友よ
散った木の葉は
もう 戻りはしないと
移りすぎた季節と共に
人の心も 変わっていくものだと
知りながらも なお
過ぎた時に 思いをはせるのか
友よ
慰めのこともないけれど
そばに 居よう
お前が 立ち上がるまで
好きだから
仲良くなるまでって 時間がかかる割りに、
終わる時は 一瞬で終わる・・・
仲良くなるまで
仲良くなってからの時間は
なんだったんだって思う
好きな人に言われるから 傷付く
好きな人にされるから 悲しい
好きだから 辛い
なんでもない人なら 許せることが
好きだから 許せない
距離が近づけば 近づくほど
同じでいたいと思うようになる
けれど 同じ気持ちまではあるけど
同じ心は無い
だから、なのかな?
日々の中で