詩
恋が始まったあなたのために
「最小で最大」
世界にとっては些末なこと
宇宙にとってはないも同然
広大な砂漠では砂の一粒
茫々たる大河では一滴
それでも僕にとっては
人生の一大事
一世一代
何も特別でない僕と君だけど
この思いは止まらない川のように流れ続ける
深海よりさらに海の底、宇宙のその先を見てきたように
二人の間にある。何度も小さな破裂を起こして涙が流れて思いが深まる
世界中のどこにでもあるありふれた恋だけれど何にもかえられない
どうか君も同じ気持ちでありますように
「祝祭日」
僕の心の中はお祭り騒ぎ
君のせいで世界中の賑やかなお祭りが日替わりで繰り広げられる
僕みたいな取り柄のない地味な奴は
お祭りなんて行こうとも思わなかった
喧騒の中で孤独を痛いほど感じるから
だけど君に会ってからまるで毎日お祭り
毎日が新年へのカウンドダウンのようにワクワクする
僕だってまだ新鮮な気持ちを持ち合わせていることに気づく
新しい年へ感じる希望のように
また君に会えると思うと、明日が来るのも悪くないと思える
早く、早く、明日が来ないかな
何よりも誰よりも君に会いたい
詩