香風
香風
目を閉じて
断片的な映像を映す
うっすら残る古く騒がしい記憶
あの時は
ただ若いだけで
楽しかっただけではなくて
逃げたいほどの辛さもなくて
根拠のない自信を可能性と呼んで
窮屈で退屈な日々
うずうずした気持ちが蘇る
力を持て余していた私たち
飛べるのに飛び方を知らない鳥のように
空を見上げていた日々
飛び立てた悦びに夢中になり
振り向きもせず
ただただ進み流され続けた今
ふとあの頃を思い出す
友よ何処で何をしている
忘れ物をしてきたようだ
何処かから運ばれてきた
香風
香風
香風
目を閉じて
断片的な映像を映す
うっすら残る古く騒がしい記憶
あの時は
ただ若いだけで
楽しかっただけではなくて
逃げたいほどの辛さもなくて
根拠のない自信を可能性と呼んで
窮屈で退屈な日々
うずうずした気持ちが蘇る
力を持て余していた私たち
飛べるのに飛び方を知らない鳥のように
空を見上げていた日々
飛び立てた悦びに夢中になり
振り向きもせず
ただただ進み流され続けた今
ふとあの頃を思い出す
友よ何処で何をしている
忘れ物をしてきたようだ
何処かから運ばれてきた
香風
香風