「日常系バンドを目指す!」 ある学園の音楽サークル。見学でたまたま居合わせた5人がバンドグループを結成した。しかし、個々の方向性の相違、メンバー間の軋轢によって、右往左往しながらの活動になる。 日常系とは、かけ離れたものになっていった。
「私は死んだ」 主人公――颯は、どうやら死んだらしいと気付いた。そこは、果てしない海洋の上にポツリと浮かぶ孤島であった。 なんで死んだのかわからない。だが、自殺ではなかったはずだ。 そう思案するうち、いくつかの夏の記憶が脳裏によぎった。 ――ほんとうは、なにも忘れてなんかいない。
神の生まれた意味は何だ。神には親がいるのか。いいや、神は唯一物。絶対存在。だから神は自身のレゾンデートルを知ることはない。だから代わりに僕が探すよ。