一年分の収入で連泊可能な宿泊施設を探し、全額を前払いして暮らす、住所不定の作家、戸五指久義。宿泊施設から全く外出せずに書き続ける彼のルーツを探る。
田舎で平和な日常を過ごしていたてるが、ある日、猿に育てられた男の子を見つける。死んだ兄の姿を重ねたてるは男の子に『こうき』と名前を付けて育てることを決意した。
逢魔が刻――それは闇を徘徊する魔物が目を覚ます時間。 神楽通りの雑貨店「グローリア」では、今日は開店から閑古鳥が鳴いています。 こんな日が偶然ではなく、必然的に起こる日が稀にあります。 こんな静かな日はそう、「たった一人のお客様」を迎える為にあります。 さあ、間もなく扉が開きます。 貴方が扉の向こうで見つけた品が、貴方の運命にどう作用するかは全て貴方の判断次第です。 それでもその扉を開けてしまいますか?