dNoVeLs閉鎖によりお引っ越し。少し改稿。 鏡家サーガトリビュートみたいなものです。最初に書いたのは2013年らしい。論外編らしい。
季節遅れも甚だしく 散った桜をほうきと塵取りで掃除してた想い出です。
少年はシャツの襟に縫い付けられた象の刺繍が気に入っていた。彼は象と始終一緒にいた。実際に存在を知らない少年と象だが、彼らは深い友情で結ばれていた。しかし、別れの時は近づいていた。少年はその日が来ることに少しだけ気づいていた。