何がその人を幸せにするかは、他人が決めるものではないというお話、かな。
もう人類みんな本になるしかないね。四角くてつめたい本になって自己満味わうしかないね。裁断されるほかないね。ささくれもへったくれもないね。
生まれなかった命をさがして――初出2017.8
塾帰りの学生たちはみな夜空を見上げる。宇宙をなめてるんだと思う。
このご時世になり始めた頃に書いたもの。なんだかすっかり日常に入り込まれた気がしている。
昔々、或ところに姉姫と妹姫という姉妹がありました。その姉姫の秘められた小さな恋の物語。
仲が良いとは言えぬ父と母。そんな両親を当然のごとく好きにはなれなかった僕。ある日父が癌に倒れ・・・。