全てがお膳立てされていた訳ではない。途中には困難だってあった。だけど確かに私は誰かが切り拓いた道を、敷かれたレールを辿って生きて来た。 レールを乗り換えて生きて来た。レールの上が人生だった。 18歳。敷かれたレールは此処で終わった。 私は今、終着駅にいる。
回復術士の劣等生ルークは、ザルティア帝国に無実の罪を着せられ処刑されてしまった! だが、彼には隠されていた能力があった・・・。 彼自身も知らなかった無敵の能力・生命吸収。 蘇生した彼は、幼なじみであり騎士団員でもあるアメリアと帝国から脱出する。 そして、数々の仲間らとの出会い・・・ 無能扱いされ続けてきた彼の新たな冒険が幕を開ける。