詩に擬態したクソポエム
短歌条例
短歌のような詩のようなもの、2作目
たぶん短歌だと思う。よくわからない
中島敦「山月記」のパロディ。くろはによる漫画作品「帰宅部活動記録」中のネタと、森見登美彦による「山月記」(『新釈 走れメロス』所収)から着想を得た。【短編 8,468文字】
磯に立った吾は、いつの間にか海の中を歩いている。
草片書店で出している小冊子。対馬の独自に進化を遂げた茸が、今も人知れず生きている。
2201年の日本。国有の子どもの一人として政府に養われている十二歳の少女、棗は誰かに呼ばれているような気配を探ろうと施設を飛び出してしまう。その先で思いもよらない大きな流れに巻き込まれ──。