主人公は、美しいもの故に其れからある種の芸術性を感じ取っている。 物語に必要なのは・・何であろうか?筋書きだけでは味が無い事など承知の上。 美しいものを摘み取るのは容易なのかも知れない。 更に大事な事は、如何にして美しさを芸術として表現できるのかだが・・。 人には、分というものがあり・・主人公には到底・・その様なものが無い・・情けも無い至上主義者なのだろうか?・・であっても聊か仕方ないとなれば、地にひれ伏すを望むしかあらず・・。
短い文章でほんの一コマを・・男女のよくある事。
あの春の日に起こったことを絶対に忘れないし、知られてはならない。
一途な恋をした元探偵の行く末はいかに…。
詩誌『月刊ココア共和国 2023年12月号』に「投稿詩傑作集Ⅱ」の内の一篇として掲載された詩作品です。