ハイマンの苛烈な拷問にマキタが死んだと思い込んだエレナは、彼の生存を知るや否や、子供のように泣き出してしまう。そんなエレナをなだめるために、マキタはおどけて見せ、そして父親のことを語る。 その時2人の前に現れたのは、総統グランザーその人であった。 マキタ救出に動き出した傭われ船団を、ブレイザークロス首都防衛艦隊が迎え撃った。それも、全兵力を動員して。彼らは傭われ船団を対等の敵と見做したのだ。その大艦隊相手に、次元連動砲がその威力を見せつける。同時にセカンドフェイス・オスカーが単身、首都に突入した。 だが、敵も負けてはいない。帝国軍最強艦隊をも打ち負かした奥の手〈十字星〉が、そのヴェールを脱ごうとしていた…。 遂に決戦の時を迎えました。閉鎖星系での最後の戦いです。お楽しみ頂ければ幸いです。 ただ、物語はこの後もう少し続きます。おつき合いください。
『おおのゆずるウィンターディナーショー』との看板が出ている、某ホテルの大宴会場の中。「おおの先生は、まだ起きて来ないのか!」 宴会担当支配人の島田は苛立った様子で、シフトリーダーの青山に訊いた。先ほどから何往復もしている青山は、すでに汗だく...
私が社会問題について書いた作品の数々。 これらを書くことで、少しでも社会問題に関心をもつ人が増え、解決に繋がったらいいな。 新作ができれば、更新するかもしれない。 私にはこれを書くという小さいことしか出来ないけど、その微力が山となって、大きな力になる。そして、世界は変わる。つまり、微力は無力ではないのだ。