その世界は、ずっと夜だった。闇に覆われた世界。月と星と暗闇の世界。月の微笑みと、星のささやきと、夜の静けさだけが支配する世界。そんな世界のそんな闇の中で、少女が死んでしまった。突然の、理由もない死。その死の意味を知りたくて、少年二人は旅に出る。夜が明ける場所を探しに行く。
若い女性に先導され、小学校低学年ぐらいの少年少女三十名ほどが、その展示室に入って来た。「さあ、みなさん、静かにしてね。ここが『地球の石』のある部屋ですよ」少年の一人が手を挙げた。「先生、質問があります!」「なあに、ヨシユキくん?」「本当に......
ある日、父親の書斎で隠し扉を見つける。そこで、なんと遠江家は500年以上続く復活術の魔術師であることを知る。どうやら、父親の死も、数々起こる事件も、この魔術師が絡んでいるらしい。頼は、どこかにいる魔術師を探しながら、父親の死の真相を突き止める。 今回はre:viveのプロローグ。