全てにおいて完璧な高校生・折田 陸(おりた りく)は今、かつて無いほど一人のアイドル・ヒカリに入れ込んでいた。そんな彼はある日偶然ヒカリと会い、話してしまう。彼の自分への執着を知ったヒカリはーーー
鬼が住んで居りました。 町には美しい娘が住んで居りました。「私めは心に鬼を宿した人を沢山見ました。私めもまた同じ、心に鬼が住んで居ります。鬼の何を恐れましょう」 マダムM氏との共作です。 ・原案者:マダムM ・作文係:音海佐弥
思いついた時に書き続けていた詩や掌編など手元にあるデータ全てを年数別にまとめた黒歴史シリーズの掌編個別投稿「短冊に書く願い」です。 ※一部誤字脱字などの読みづらい・わかりづらい表現や行間など、手直しをしているので、当時のものそのままではありません。でも、雰囲気は当時のままです。
Twitterの診断メーカーであったお題が書けそうだったので挑戦してみましたが、ホストクラブなんて行ったことなくてよくわからないです。わからないなりに書いてみました。「こういうホストクラブがあってもいいんじゃないかなぁ」とまったりと見てやってください。
運命の人なんて、ごみ焼却場から指輪を探すようなものだ。女はその中をダミーをかじりながらも、汗をぬぐって今日も漁り続けるのである。
「徳田さん、いよいよ今年、定年ですね。おめでとうございます」邦夫に声をかけてきたのは、大学の後輩にあたる庄野桜子だった。後輩といっても随分若く、まだ60歳そこそこのはずである。「ありがとう。なんとか会社が潰れる前に、定年にたどり着いたよ......