音から感じる悲しみが、私の心を抉るようで……。
細かい部分までは分からない。 分かっているのは、あの人のシルエットだけ。
今の私を作ったのは、昔の私。
私は線の上に立った。 この先歩く道を決めるために。
私とあなたの関係に、何か意味があるのかしら?
私はやっと女子高生になって。
切れそうで切れない。 ぴんっと張り詰めた糸の中で私は生きている。
差し込んできた朝日に、僕は目を瞑り心を少し痛ませた。
自分を作っていたのは、自分だった。
消えた。音。