小さな楽団で第二ヴァイオリンをする織部麗子。そして普段は教会で働くパイプオルガン奏者のカイル・ホースナー。彼らはそれぞれの過去を抱えながらも次第に惹かれあっていき、楽団のために様々な作曲を通して心を通じ合っていく恋愛ストーリー。
高い漆喰塀に閉ざされた学び舎で生きる美しい少女たち。外界を知らない十五の千鶴は、日本庭園の睡蓮鉢に泳ぐ金魚を見つめては自身を重ね、囲われた場から自由というものを望むようになっていた。
美夏と夏月シリーズ。第一話「揺らめきの先で」高校生の美夏と不思議な少年のお話(随時更新)。第二話「蜘蛛~あたしと私~」夏月の前に現れた不可解なドッペルゲンガーのお話(完)。第三話「調香師」美夏と玲花が神秘の薫りの正体を追い求めるお話(<航海>随時更新)。 ※第一話、美夏十七歳。第二話、美夏十九歳。第三話、美夏二十五歳。
森に囲まれた緑の丘の別荘地に、一人の青年がやってきた。彼は丘の上の林にある屋敷に探偵事務所を構えようと思っているようなのだが。いわくありげな屋敷は格安の値段で売り払われており、事故物件だろうという予想をしておきながらも引っ越してきた。一人目の依頼者の依頼を終え、今後の展開として屋敷が抱える記憶も交差しながら朱鷺島の日常は進んでいく。
オッドアイの片目に千里眼の能力をもつ探偵、朱鷺島レイ。森林と緑の丘に囲まれた別荘地の屋敷に探偵事務所を構える彼の元には、特殊な依頼や悩みを持った者ばかりが訪れる。辛い過去や夜見る夢、トラウマなどに悩む彼らを救うのは、夢の解明とトラウマと向き合うことにあるのだと、朱鷺島は事件を解決へと導くために日々奮闘する。
オッドアイの千里眼を持つ青年、朱鷺島レイは森と緑の丘に囲まれた別荘地の屋敷に探偵事務所を構えている。一年前に起きた事件で事務所に加わり恋人になったビアンカ・椿と、トラウマ解明をしてもらった青柳猫太郎もこの別荘地で暮らすようになっていた。青柳のトラウマの内容や、一年前フィンランドの地で夢食い士の老人とともに解決した事件のその後を追います。新たに事務所のある別荘地でも様々な事が起こり、朱鷺島や新しく加わった仲間が解決へと導きます。
2015.10月、ライトノベル研究所にて重複掲載作品。鍛錬所でメアリー・シュチュアートにまつわる物語を書いて欲しいと所望されたため書き上げた内容になります。