令和7年8月の囁き


・今年の夏は暑い暑いだの言うだけでなく報道でも日本各地で記録的な気温だどうの言ってたし抑々どこかで新記録が出たりしたらしいが、そんな今年に限ってここではそれほど暑くない。
・確かに40度に迫ってるのは分かる7月下旬から数週間の頃でさえ何故か頻りにめちゃめちゃショボくした颱風の風みたいな涼しい風が吹きつけてたし夜は想像より寝苦しくないし、何より若干ではあるものの湿度が高が知れて居た。最近の夏ってもっと絶望的に暑かった気がするんだけども他の地域の人たちは違うんかいな。暑さに慣れたのか。しかし一応まだまだある四季のようなものを経て毎年不慣れな状態で夏を迎えるので毎年ちゃんと暑い筈やけどな。
・駅周辺でよく自転車で走ってるインドネシア系とかバングラディシュ系の労働者たちが取分け平然とというか飄々と歌いながら駆けてってるのを見るともう細胞にしみ込んでそうな凄まじいほどの耐性があるんだろうとしか思えない。冬が来ても春が来ても夏の暑さで漬け込まれてるから抜けやしないんでしょうね。


・モンハンワイルズの惨状からして人類はいつも変らない。組織の外に居れば分かりそうな粗や驕りや足りなさにも目を瞑ってその日その日が良ければ良いやみたいな感覚で駄作を投入し無事に撃沈するっていうやつ。誰でもあんな風になるんだろうか?それとも中途半端に優秀な人間がいつも引き起してるだけなんだろうか。それでいえば石破もそんな感じなんとちゃうか。現実の充実とか非現実感みたいな日常の中で満足するところがあって泣く泣くそれに昂奮せざるを得ないっていう1.5流の人材たちがたぶん然ういう感じのことになる。


・パソコンとモニター合せて50万を一括で買いました。5年くらい前のよくわからん企業の安いノート型も所詮は家に買ってもらったものだったからちゃんと世界が変りましたわ。ちょっとでも画質よくすると何か唸り出して挙動がいちいち重くなるので動画とかいっつも下から二番目か三番目の画質で観ないといけなかった。それがどうや、据置型やから充電なんかも気にせんでええし何より、画像出力専用のグラフィックボードがついとるからやな動画とか動かすのなんてもう任せてくれやいうことや。前のノートやったら本体の核の部分についで程度に備えつけられてる処理能力で何とかやってたところを今回は出せる範囲の金額で買える中で一番いいRTX5070TIにしましたもんで、いやもうこれやんお前。画面も有機ELやしお前。全然50万も使ったとかいう感じもせんわ。買って良かったんやもん。消費。これが消費か。ええもん見せてもろてるわ。
・闇黒の中に佇んでた数年前の自分からは確かに想像もできない瞬間ではあるが、やはりいざその時が来ると馴染むようにあっさりしてる。逆に一回一回感動してるようでは恐らく長くはもたなかろう。ええ然うです。なのでその落ち着きを以てですね、今日もエロを探求するわけですな。


・ハチワレの声がついに深刻となってより男味を増していこうとも交代するような感じはない。そのことをしつこく言うとまだ少年の本人を責めてるようになるから誰も気遣って言わないけども、劇中にどうしてもハチワレと台詞とが分離してるみたいな上の空の演技に聴こえてその都度どこかむず痒く思ってしまうところがある。物語の中にある音でハチワレの声だけがお客さんに聴こえてしまう。前の声を知ってるからなのか。それも作者の性癖だろうか。別にそれでも良いにせよ喉から無理矢理にひねり出してるような声はこれで良いのかと思いつつ、まあ栗まんじゅうとサタパンビンが可愛いからそれで良いかってなるのであった。


・新しい阪急電車のコラボがカービィに決まった!星野!お前で良かった。そんなに口を窄めやがって。ナメた風な顔をしときながら戦闘中には真面目な感じで戦ってる。濃い桃色の肉だまり。肩が無いのに撫で肩に見える。おとぼけ系サイコパス。売れる。売れるぞ。ぬいぐるみもきっと売れるぞ。前期のあの、トムとジェリーとかいう誰も望んでない謎コラボがあったから餘計に売れる。餘計にかわいい。あれ何やったん?トムとジェリーて原始時代の漫才師か思たわ。何でわざわざ前までチーカワが収まってた話題性のある枠をそんな今更感しかないワケのわからん奴らに差し上げなあかんねん。大使が駐留兵たち引き連れて社長を恐喝でもしたんとちゃうか。そのぐらいやないとあんな事にならへんて。ぬいぐるみも全く売れへんかったんやろ。ああこれは恐喝やわ。よかったわ星野。お前そんなに可愛いんやもん。


・身近で一番かわいい我が家のカメがこれまでのより少し期間の長い拒食に入って心配した。病弱でもう10歳にもなるのに甲長10センチ前後でだいぶ幼い頃に下のクチバシをなくしてるから元から食べるのが下手なのはあるものの一週間以上も食べないとなれば冗談でも済むこともなく、病院で診てもらったら腹水だった。どこでそんなに内臓に水が入るのかと言われると、心当りがないでもない。もしかしてこの夏場によくエサ食べた直後にいっちょ前にチ〇チ〇出して翻弄されてたその時に思わずパクパク水いっぱい吸い込んだんちゃうんかな。違うか。でもそれしかない。
・ウンコか?思たらチ〇チ〇やねん。目かっ開いて下半身だけがウズウズウズウズ動きよるわ。ほんで体の半分くらいある赤黒いザクロみたいなんがコンニチハして叮嚀にパッカン花咲きよるんやわ。頃合のええところで、何か白い液体か固形物かよう分からんもんが勢いよく飛び出してきて然ういうことやろ。お陰でまた食べるようになったから腹水は治りかけかも知らんけど治ったら治ったでまた毎日チ〇チ〇出して元気にやっとるわ。


・姉と梅田のKYKっていう有名なカツ屋に行って割勘してちゃんとカツがめちゃ美味しかったのはまさに社会の中で人生の中で俺って生きてるんやなって改めて思う瞬間やった。衣に出汁が染みとるんやな。脂身の厚みもちゃう。よくわからんけど食うたことある気がする菜の物の漬物とか美味すぎやろ。カレーお前食べ放題でええんかいな。入れ過ぎてオカワリがこぼれて手でおさえながら席に戻った。
・何十階からの阪神間の展望と観覧車と都会の車と仕事なのか家族なのかする数多の客の喋り騒めき。ああ、斯ういう中にあって人は「これで良いかな」って思うんやろな。敷き詰められたビルの世界と多くの大人と自分のお金でどうにかしてゆく生活は早く大人にならなければいけないっていう圧力とか焦りの先の達成感そのもののようで、このまま若し終わるのだとしても何も足りないものとか惜しいものは無い気がするし、少なくとも何十年も引きこもってるよりはずっと楽しい。晴れやかになる。観覧車には今この時代も恋人たちが乗り詰めて青春を楽しんで居るのだろうか。行き交うどの車にも人が乗ってる。どのビルにさえ社会がある。知らない人が今を生きてる。その中にあって私が居る。でもみんなみたいには、なれそうもない。ならないで良い。でもどうなるんだろう。これから私はどこへ羽ばたいていくのだろうか。


・かの人は新しい道を歩み出した。
・そしてハマバル氏もまた自分の人生を歩んで居る。
・それぞれが別の惑星に行ってしまった。それぞれ一人では成り立たない。ふたりの才能と業があってこその動画であり作品だった。
・それぞれに家庭もあり人生もあるのでは音楽や動画というものも以前のようなものではない。幾つもの中の大切なものの一つではあるが、一つでしかない。
・一気に過去のことが遠くに思える。ダリム氏もプロではないので気の向くままにこれからも歌う時に歌うことだろう。
・ユズの「蛍光灯の先」っていう曲が思い浮かんだ。
・いつの間にか普通になって、そして誰も居なくなった。
・取り残されたわけではないが、ただただ寂しい。寂しいしかない。
・取り戻せるようで取り戻せない。私にそんな青春という青春はなかったから今この気持ちになって漸くそこに足を踏み入れることができた。
・いい意味で裏切ってくれるなら是非とも裏切ってほしい。また一緒にやってくれたのなら素晴らしい。
・みんな幸せでありますように。その先にまたいいことがある。

令和7年8月の囁き

令和7年8月の囁き

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-08-14

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