シツモンしよう・雑談主義!(理智教育の補則に関する理智府告示 その六及びその七)


・・・その六・・・

・生徒の内、自ら他の生徒からの質問にすべて答える意思がありその旨を教員に伝え教員との間にその意思状況を共有して居る者は、自らもまた他の生徒に対する質問を行うことができる また応答意思の有無に関らず、すべての生徒は教員との間に質問と応答を互いに行い合うことができる
2すべての質問と応答は必ず教員を介さなければならず、また教員が管理するところでなければならず、また紙類もしくは媒体類の何れかに統一して行われなければならない
3質問と応答は当該生徒(生徒間のものに於ては両生徒)が教員との間に応答意思と共に公開意思を共有して居る場合にのみ之を公開することができ、公開意思の有無が変更されたときは当然にその変更に基くことができる
4生徒が他の生徒に対して行う質問は次の内容に沿うものとして教員が認めるものでなければならない
❶学業に関すること
❷思想観念等に関すること、時事問題等に関すること
❸現在過去の個人的趣向流行、好きな物についてのこと
❹仮定問題(~~~の状況だった場合どのような行動を取りますか?等)
❺自分がわからないと思ってること、答え解いて欲しいこと(何れも学習に関するものを除く)
5教員と生徒が互いに行う質問は次の内容に沿うものでなければならない
❶学業に関すること
❷その生徒の学校生活及び進路等に関すること
❸その生徒の生活家庭状況等に関すること
❹その生徒の思想観念等に関すること、時事問題等に関すること



・・・その七・・・

・生徒は教員の下に、教員が指定した時刻時間内に於て雑談を行う
2雑談に進行役などは設けない
3一雑談毎に一つもしくは複数の議題を事前に決定し、その議題に沿った雑談が行われなければならない 但し議題は次の各例に該当するものとして教員が認めたものとする
❶時事問題
❷各自の身近な最近の出来事や聞いた話など
❸各自の将来像、進路や夢など
❹各自の好きな物、趣味趣向、最近はまってる事など
❺或る史実上の瞬間に自分が立ち会った時に自分ならどうするか
❻学校生活や勉学など
➐その他、教員が議題に相応しいとして認めたもの
4雑談に於て各生徒は当然に他者の意見発言機会を不当に妨碍してはならず、その他倫理上当然に憚られるべき言動行為などは当然に禁止され、すべての参加生徒はその雑談が議の体をなし円滑円満に進行するよう意識的に振舞わなければならない

・すべての雑談内容は教員の下に可能な限り議事録として記録される必要があり、すべての議事緑は可能な限り録音もしくは人工智能によるものとする 録音可能な或は人工智能が利用可能な環境状況にない場合は筆記等による記録が行われ、その場合は必ずしも内容全言を記録することは要さず概要要点や重要発言等の記録に重きを置いたものとしなければならない
2生徒は雑談後、その雑談に於て結論が出たものと結論が出なかったもの、もしくは新たに自分が確認した事実や情報などを自ら議説書として書き纏めなければならない
3議事録や議説書の内、教員が確認評価し公開すべきものとして認めたもの、もしくは当該雑談のすべての参加生徒が当該雑談後に教員に対し当該公開意思を連帯して示したものは公開される

シツモンしよう・雑談主義!(理智教育の補則に関する理智府告示 その六及びその七)

シツモンしよう・雑談主義!(理智教育の補則に関する理智府告示 その六及びその七)

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-06-26

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