光芒

生きて光が見たい
傷なしで生きるのは無理かもしれないけど
前を向いて、這いつくばって、進んだ先の
光が見たいんだ

死の想念が魂の隙間から入り込むと
僕らはあらぬことを口にしてしまう
良心のある人間などいない、とか
本心とは食い違うことを滑らす

死の想念を、矛盾を
一掃することはできないかもしれない
でも、それらに負けたくはない
屈したくはない

もう孤独を嘆くな
きみの魂の隣には僕の魂がある
きみは僕とともにある、生きて
ともに光を見ようね

光芒

光芒

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-05-12

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted