周りの環境や感情に振り回されたくないと願う方へ
【周りの環境や感情に流されないようにするために大切なこと】
「腹を立てる人びとにたいしてこちらからも腹を立てずに、目前の仕事を秩序正しく遂行しなくてはならないのである」
ーローマの哲人皇帝マルクス・アウレーリウス『自省録』ー本文より
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その時の状況によって、
自分の中に「※選択肢」を持って慎重に確認しながら判断し、行動することを私は大切にしております。
「※選択肢」とは、
以下の2つのことを指しております
①目の前の自分のやるべきことに集中する。
②相手に寄り添い、理解に努める。
↓
どこからその感情が湧き上がってくるのかという本質を見極め、冷静に客観的に分析する
↓
「なぜ?」という視点を持ち、冷静に慎重に焦らず、静かに考えて観察する
↓
相手のその時の様子から、その人の全部であるかのような捉え方をしないことを大切に。
そして、すぐに結果を求めようとはせずに、じっくりと長期的な視点を持って思いやることも大切に。
↓
その感情はストレスからくるものなのか、
悩み、不安、悲しみからなのか追究していく
↓
湧き起こっている感情をそのままの意味で捉えずに、どこから湧き出ているのか、その源泉となる源まで掘っていき、真理を追究していくことを大切に
↓
「もしかしたら疲れているのかもしれないから、何か自分にできることはないか」と、「相手に対して自分ができること」を考え続けていくことを大切に
↓
他者を支えつつ、自分のケアも忘れずにすることも大切に
↓
一度立ち止まり、ゆっくり休むことを大切に
↓
完璧を追い求めるよりも、今あることに感謝をし、何事もありがたく思う気持ちを大切に
↓
心のゆとりを持つことを大切に
↓
何事も偏らずに、バランス良く自己コントロールしていくことを大切に
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【マルクス・アウレーリウス
「自省録」本文より】
「現在やっていることをよくやることで足りるのである。」
「それ以上何ものをも求めるな。」
→「できない」ことを数えるよりも、「できていること」や「できること」に目を向けて、それを大切に努力を継続していけば大丈夫だよということ。
「他人の過ちが気に障るときには、即座に自ら反省し、自分も同じような過ちを犯してはいないかと考えてみるがよい。」
「生きているうちに善き人たれ。」
周りの環境や感情に振り回されたくないと願う方へ
《参考文献》
・「スピノザの診察室」/夏川草介著/
株式会社 水鈴社
・「臨床の砦」/夏川草介著/小学館文庫
・「城砦 上」/A.Jクローニン著/
夏川草介訳/株式会社 日経BP
・「城砦 下」/A.Jクローニン著/
夏川草介訳/株式会社日経BP
・「マルクス・アウレーリウス 自省録」
神谷美恵子訳/岩波書店
・「スピノザ エチカ(倫理学)上」
畠中尚志訳/岩波書店
・「スピノザ エチカ(倫理学)下」
畠中尚志訳/岩波書店
・「作業って何だろう 作業科学入門
第2版」/吉川ひろみ著/医歯薬出版
株式会社
・「こんな時代にあなたが出会うべき哲学社
の言葉100」/WAVE出版/植西聰著